2025.04.10
・安心したいとき、気持ちを落ち着けたいときの「セルフコントロール」
・保育の現場でもよく見られる、心の育ちの一部として自然な行動です🌱
・まずは「やめさせなきゃ!」と急がずに、「どうしてこの行動をしてるのかな?」と受け止めてあげることが大切です。
・そうなんです、指しゃぶりは“呼吸をしやすくする”行動になってることがあります。
・実はこのことについて、保育士資格をお持ちの尊敬する歯科医師の先生から、こんなお話をいただきました:
「子どもがおしゃぶりをする理由のひとつに、上顎骨を前上方に押し、鼻呼吸しやすい環境を確保しているという視点があります。実際に自分でも指をしゃぶってみると、鼻呼吸しやすくなるのがわかります」
・つまり、指しゃぶりは一時的に呼吸をサポートしてくれている可能性があるということなんです。
・ただし、同時に前歯で指をかむような動きが続くと「開咬」などの歯ならびへの影響が出てくることもあるため(3歳を目安に)、バランスを見ていくことが大切です。
・本来、舌は「上あご」にピタッとくっついているのが自然な位置(これができてると鼻呼吸しやすい)
・でも、舌が下がっていたり、うまく支えられない子は、無意識に指を入れて“支え”にしていることもあるんです。
つまり、指しゃぶりは単なるクセではなく、「舌の安定」や「呼吸の補助」として、今その子にとって必要な働きをしているのかもしれません。
・この視点をもつことで、「やめさせること」よりも「どう育てていくか」を考えやすくなります💡
・指をしゃぶっているとき、口が閉じて鼻で呼吸しやすい状態になります。
・でも、ずっと続くと逆に舌の力や噛む力の発達が遅れてしまうことも。
・だからこそ、3歳ごろまでに上顎骨がしっかり成長し、鼻腔・副鼻腔が開くようにサポートしてあげることが大切。
・日中はお口と体をたっぷり使って遊ぶことが、指しゃぶり卒業への近道になります。
・こんな遊びがおすすめ:
- 風船ふくらまし
- ストローで紙を動かす遊び
- フーッと吹く息遊び
「眠たくなって前頭前野の働きが弱まると、原始反射を抑えにくくなり、指しゃぶりが出やすくなる」という視点も大切。
だからこそ、食事では前歯でかぶりつくことや、チューブ噛みなどを行うことで前頭前野を含めた大脳皮質に十分な負荷を与える(日中にしっかり脳を働かせておく)ことが、安心して眠れる夜にもつながっていきます。
・指しゃぶりには、ちゃんと“意味”がある。
・「呼吸したい」「落ち着きたい」「お口の発達を補ってる」そんなサインかもしれません。
・無理にやめさせるより、お子さんの発達に寄り添う視点でサポートしてあげましょう。
気になるときは、いつでも私たちにご相談くださいね😊
鹿児島市明和の歯医者さん、しゃもとデンタルクリニックでは、
お子さんの“お口の育ち”をやさしく見守っています🍼🦷