【歯ぐきの健康 第3回】そのままにしておくとどうなる?

2025.05.26

〜歯肉炎から歯周炎へ〜


こんにちは!
しゃもとデンタルクリニックの社本です🦷✨

前回は、
「子どもの歯ぐきが敏感になりやすい理由」
についてお話ししました🌱

今回は、
歯肉炎をそのままにしておくとどうなるのか?
未来に向けた大切なお話をしていきます✨


歯肉炎は「軽い症状」では終わらない💭

歯肉炎は、
初期の段階では痛みも少なく、気づきにくいことが多いです。

  • 歯ぐきが赤いかな?
  • 時々血が出るかな?

この程度だと、
ついつい「まあ大丈夫かな」と思ってしまいがちです。

でも、
その小さな炎症を放っておくと
どうなるか、知っておいてほしいんです。

歯肉炎と歯周炎の違いを知っていますか?👀

歯肉炎は、
歯ぐきに炎症が起きている状態ですが、
骨(歯槽骨)はまだ溶けていないため、
正しいケアをすれば健康な状態に戻すことが可能(可逆的)です🌱

一方、
歯周炎は、
炎症がさらに進み、
歯を支える骨(歯槽骨)が破壊されてしまう不可逆的な状態です。

つまり、
歯肉炎のうちに気づいて、適切なケアをすることがとても大切なんです🌟


炎症が深まると「歯周炎」へ🌪️

歯肉炎を放置すると、
歯ぐきの奥の骨(歯槽骨)にまで炎症が広がることがあります。

これが、
「歯周炎」です。

歯周炎が進行すると、

  • 歯ぐきが下がる
  • 骨が溶ける
  • 歯がぐらぐらする
  • 最終的には歯を失ってしまう

そんな深刻な事態にもつながりかねません。


そして、より怖い「レッドコンプレックス」も…😳

進行した歯周炎の背景には、
**悪玉菌のグループ「レッドコンプレックス」**の存在があります。

特に、
P.g.菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
は、
歯ぐきの炎症だけでなく、血管内に侵入して全身に影響を与えることもわかっています。

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 認知症リスク

などにも関わる可能性が指摘されています🌎


大人の歯周炎は、子どもの頃から始まっている!?🌱

実は、
成人期に発症する歯周炎のリスクは、
子どもの頃の歯肉炎に起因しているケースも多いといわれています。

子どもの頃の小さなサインに気づき、
早めにケアを続けていくことが、
未来の健康を守る第一歩です🌈


【まとめ】

  • 歯肉炎は放置すると歯周炎に進行する
  • 歯肉炎は可逆的だが、歯周炎は不可逆的(骨が溶ける)
  • レッドコンプレックスが関わると、全身リスクも
  • 子どものケアが、大人の健康につながる🌱

【次回予告】

歯周病は「生活習慣病」?全身への影響も!
👉 お口だけじゃない、体全体との深い関係についてお話ししていきます!

(ここでは「生活習慣病としての歯周病」という表現でOK✨)

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