2025.04.15
「よく噛んで食べなさい」って昔からよく言われるけど、実はこれ、ちゃんと理由があるんです!
最近ではやわらかい食べ物が増えたり、スプーンで小さくして与えることも多くなって、前歯を使って“かじる”機会が少なくなってきています。
でも、「よく噛むこと」は、虫歯予防や消化のためだけでなく、子どもの“脳の発達”にも深く関係しているんです!
食べ物を「かじっ」「もぐもぐ」と噛むと、脳のいろんな部分が刺激されます。
中でも、考える力・集中力・感情のコントロールをつかさどる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部分が活発になるんです✨
🍞パンをかじる
🥕にんじんをもぐもぐ噛む
🍎りんごをガブリ!
こんな動作が、“脳を育てる”時間になるんですね!
ある研究によると、前歯でかじるときと、奥歯で噛むときでは、刺激される脳の場所がちがうことがわかっています!
まるで、手の「握る」「つまむ」と似ていますね。
つまり、口の動きも脳の多様な発達を支えているということ!
噛むという動作は、「手で食べ物を持ち、口へ運び、かじる」という手と口の連携プレーでもあります。
この連携が育っていくと、次のような“できた!”が増えていきます:
よく噛むこと=手先の器用さにもつながっていくんです!
最近は丸のみしてしまう食べ方が増えていて、
以下のような影響が心配されています。
おうちで簡単にできる工夫をいくつかご紹介します!
「かじる」と「もぐもぐ」。
おなじ“たべる”でも、からだのなかではちょっとちがうことが起きてるんだよ。
トーストを“かじっ”🍞前歯くんががんばると、
脳では“やさしく動く場所🧠”がピカッと光る。
にんじんを“もぐもぐ”🥕奥歯さんの出番。
脳では“力もちの場所”が活やくするよ!
たべることは、脳と心と体を育てるたいせつなおしごと🌱
🌟 おわりに:噛むことは“育ち”の基本!
「よく食べる=安心」ではなく、
“どう食べているか”にも目を向けることが、子どもの育ちを支えるカギになります。よく噛むことは、虫歯予防だけじゃなく、
脳の発達・手先の器用さ・表情やことばの育ちにもつながっているんです!今日から、毎日の食事で「噛むこと」の大切さを意識してみませんか?😄
ただ、たくさん噛むには、やっぱり歯が元気でないと始まりません🦷
虫歯があると「痛くて噛めない」「避ける癖がつく」など、噛む力そのものにも影響します。
「じゃあ、虫歯予防ってどうすればいいの?」という方には、こちらの記事もおすすめです!
👉 噛む力を守るための虫歯予防についてはこちら鹿児島市明和の歯医者さん、しゃもとデンタルクリニックでは、
お子さんの“お口の育ち”をやさしく見守っています🍼🦷【補足:専門用語の解説】
※ 前頭前野(ぜんとうぜんや)…脳の“おでこ”あたりにある部分で、考える力・集中力・感情の調整などに関わります。
※ 巧緻性(こうちせい)…手先を器用に使う力。お箸、ボタン、お絵かきなど、“日常のできた!”を支える力です✋🖍️